医学・医療の歴史に魅せられてしまった会社員 中村が、人に共有したいエピソードを一人で語る番組です。人類の努力と闘いの歴史に関心を持っていただくきっかけになれば本望。 あくまで一介の歴史好きの雑談であり、専門家による解説ではないこと、ご承知おきいただければ幸いです。更新は不定期。滑舌は要努力。 BGM : MusMus様
10月13日は、麻酔の日。
記録に残る世界初の全身麻酔手術を成功させた日です。
乳がんの治療に向き合った華岡青洲と、彼を信じた人々について語ります。
【参考文献】/ギル ポール(2016)『50の事物で知る図説医学の歴史』原書房/坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院/松木明知(2024)『華岡青洲の「虚構」と「史実」』克誠堂出版
/麻酔博物館
10月13日は麻酔の日。
人々の痛みを取り除き、治療を可能にする技の歴史を辿ります。
※訂正※
11:40~11:53「モートンは特許を取れなかった」と述べていますが、当初はレテオンの正体を隠し、英国正式特許を取得しています。しかし、その後暴露され、実際には権利行使できませんでした。
【参考文献】
/ギル・ポール(2016)『50の事物で知る図説医学の歴史』原書房
/坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院
/麻酔博物館(2025時点)
大変ご無沙汰しております。医史らじの中村です。
2025年8月にして今年最初の投稿は、医学史の話はお休みし、私自身の近況と、今後の発信についてお話しします。
昨年から始めた二足の草鞋を履いた生活の中で感じたことや、「医史らじ」をこれからどのように続けていくか。
長く聴いてくださっている方にも、最近聴き始めてくださった方にも、一度聞いていただければ幸いです。
堕胎が「必要悪」として認識されていた江戸時代。なぜ幕府はそれを禁止したのか。
中條流、女医師、そして賀川流産科。その違いを読み解きながら、堕胎禁止令に見る江戸社会の息遣いを考察します。
医学と倫理が交錯する幕末を生きた人々の選択に思いを馳せよう。
【参考文献】
/『日本国語大辞典 第二版』小学館、2007年
/内野花(2009)「近世大坂における回生術と産科学」『日本医史学雑誌』日本医史学会,第55巻,pp31-42
/落合恵美子編(2006)『徳川日本のライフコース : 歴史人口学との対話』,ミネルヴァ書房,pp29-59
/沢山美果子(1995)『出産と身体の近世』勁草書房
/東京大学史料編纂所編(1959)『大日本近世史料 市中取締類集一 市中取締之部一』、東京大学出版会
/日置英剛(2010)『新国史大年表 第5巻2 1716~1852』、国書刊行会
/松崎憲三(2000)「堕胎(中絶)・間引きに見る生命観と倫理観 : その民俗文化史的考察」『日本常民文化紀要』成城大学,21号,pp119-175.
江戸幕府が「堕胎御禁止一件」として町奉行に指示した調査は、隠密廻や町名主の報告を経て、堕胎の依頼人と施術者の処罰に関する結論に至る。
今回は、史料を通して堕胎を巡る江戸市中の実態や、幕府が下した処罰の重みを読み解きます。
江戸市中に暮らした人々の姿が浮かび上がる、史料が語る近世史をぜひお楽しみください。
【参考文献】
/『日本国語大辞典 第二版』小学館、2007年
/東京大学史料編纂所編(1959)『大日本近世史料 市中取締類集一 市中取締之部一』、東京大学出版会
/日置英剛(2010)『新国史大年表 第5巻2 1716~1852』、国書刊行会
時は天保。
江戸幕府が堕胎を巡る問題に直面し、女医師や中條流の実態を調査した「堕胎御禁止一件」。
その史料を読み解き、堕胎を巡る医療と倫理、さらに幕府の風紀取締り政策の一端に迫ります。
(全3話)
江戸市中での女医師の役割とは?堕胎を巡る当時の実情とは?命と倫理を巡る幕末の風景をお届けしましょう。
【参考文献】
/『日本国語大辞典 第二版』小学館、2007年
/鈴木昶(2000)『江戸の医療風俗事典』東京堂出版.
/東京大学史料編纂所編(1959)『大日本近世史料 市中取締類集一 市中取締之部一』、東京大学出版会
/日置英剛(2010)『新国史大年表 第5巻2 1716~1852』、国書刊行会.
先週に引き続き、沖縄出身のナカダさんに実体験を伺っています。
よくないことが降りかかったとき、その意味を知りたいと思うのは人類に普遍的な発想なのかもしれないね。
ゲスト:ナカダさん
沖縄出身の20代。中村の元同期であり、現在はオタク仲間。
琉球王国。
関東育ちのアラサーにとっては、独自の伝統と文化を現代に遺す神秘の響きである。
しかし実際のところ、「沖縄のユタ」はどのように現代に存在しているのだろうか。
そんな素朴な好奇心から、その文化の内側にいる沖縄出身の同世代に話を聞いてみました。
ゲスト:ナカダさん
沖縄出身の20代。中村の元同期であり、現在はオタク仲間。
本編で出てきた沖縄語
・フーチバー:ヨモギの一種
・ぬちぐすい:「命の薬」という意味
医療とは、苦痛を抱える人を癒す術だ。
そこに立ち返った時、近代的な社会制度に生きる私たちに"近代科学に基づかない"医療行為が教えてくれること。
それは、人間の営みは多様な在り方に開かれているのだという素朴な事実である。
今回は、西洋近代史を中心に勉強してきた中村が、文化人類学のバックグラウンドを持つmuroさんをゲストに迎え、医療人類学の視点を教えてもらいました。
ゲスト:muroさん(@ryunosukemuro)
ライター・リサーチャー。専攻は文化人類学。九州大学人間環境学府博士後期課程を単位取得退学後、在外公館やベンチャー企業の勤務を経て独立。個人ゼミ「le Tonneau」を主宰。経営者やコンサルタント向けに研修や勉強会を実施したりすることも。Podcast番組「どうせ死ぬ三人」「のらじお」を配信中。
最近は会社を調べて社史を書いたりしている。
なお、中村は絶賛花粉症のため聞き苦しく申し訳ありません。
ある文化では病とされる症状が、別の文化では単なる人間の状態の一つと見なされる。
ある社会では生きている人間が、別の社会では死んでいるかもしれない。
医療行為を人間の営みであるところの"文化"として相対化し、健康をめぐる諸問題に対峙する。
今回は、西洋近代史を中心に勉強してきた中村が、文化人類学のバックグラウンドを持つmuroさんをゲストに迎え、医療人類学の視点を教えてもらいました。
ゲスト:muroさん(@ryunosukemuro)
ライター・リサーチャー。専攻は文化人類学。九州大学人間環境学府博士後期課程を単位取得退学後、在外公館やベンチャー企業の勤務を経て独立。個人ゼミ「le Tonneau」を主宰。経営者やコンサルタント向けに研修や勉強会を実施したりすることも。Podcast番組「どうせ死ぬ三人」「のらじお」を配信中。
最近は会社を調べて社史を書いたりしている。
エストニアの首都タリンには、1422年から営業を続ける欧州最古の薬局があります。その名もRaeapteek。
中世の面影と伝統を残しつつ、現代の観光客向け(?)にオリジナルグッズを販売する遊び心も。
600年もの間、市民の健康の拠り所としてタリンを見守り続けた薬局と薬剤師の姿をお届けします。
【参考文献】 / アン・ルーニー(2014)『医学は歴史をどう変えてきたか:古代の癒やしから近代医学の奇跡まで』東京書籍
/坂井 建雄(2019)『図説 医学の歴史』医学書院
/奥田潤, 川村和美, 大澤匡弘(2020)「北欧エストニアで 1422 年より現存するタリン市会館薬局─ 598 年の歴史─」日本薬史学会, 薬史学雑誌, 55 (2), 210-217
/Raeapteek 公式HP https://raeapteek.ee/en/
/日本薬剤師会「医薬分業とは」https://www.nichiyaku.or.jp/activities/division/about.html (2023/12/25)
/「17 enchanting Christmas markets in Europe for 2019」https://www.europeanbestdestinations.com/christmas-markets/max-res-2024-xmas/european-best-christmas-markets-2019/ (2023/12/25)