ヴォイニッチの書棚

くりらじ

読みやすくて、知識が蓄えられる科学に関する書籍を厳選して紹介します。

  • ヴォイニッチの書棚_20110421
    70冊目 「ロロナと覚える最新科学」  ロロナはプレイステーション3の人気ソフト『ロロナのアトリエ・アーランドの錬金術士』の主人公です。フルネームはロロライナ・フリクセル。職業は新米錬金術士。年齢は14歳、趣味はパイ作りという設定です。ゲームの内容は基本はクエストをこなすのですが、舞台はアーランド王国に残された遺跡から科学を復活させた旅人が開いた錬金術のアトリエです。アトリエ創設から数百年を経た現在、アトリエの店主であるアストリッド・ゼクセスは働きもせず、ぐうたらしていた為、王国では遂にアトリエの閉鎖を決定してしまいました。 ・・・・で?
    20 April 2011, 8:00 pm
  • ヴォイニッチの書棚_20110407
    69冊目 「宇宙の未解明問題」  パイオニア10号は、1972年に打ち上げられた探査機ですが、太陽系内を探査した後、冥王星の軌道を越えて外宇宙へ向かっていて、200万年後に牡牛座のアルデバランに到達する予定です。  パイオニア10号は、太陽風や他の天体の影響を受けて加速度が変化します。ある時、研究者らが、パイオニア10号に影響を与えうる因子をすべて差し引く解析を行ったところ、ゼロになるはずの加速度が、ゼロにならないことに気づきました。つまり、私たちの知らない謎の力が、パイオニア10号を太陽に引き寄せるように作用していることがわかったのです。
    6 April 2011, 8:00 pm
  • ヴォイニッチの書棚_20110324
    68冊目 「澄江生物群化石図譜」 地球における生物進化の歴史を記録した多くの化石群の中で、カンブリア紀の岩石からは、この時代に化石の数、形、生物種が著しく増加したことを示す証拠が得られています。カンブリア紀の化石の持つこのような特徴から、科学者は、この時代が生命進化における重要なターニングポイントであると考え「カンブリア紀の大爆発」と呼んでいます。現在地球上にいるすべての生物種の先祖は、この時代に誕生したとされています。それは、一般には化石として残りにくい体の柔らかい組織が、バージェスや澄江では美しく残されているため、この時代の生物の全体像を把握することが可能だからです。
    23 March 2011, 8:00 pm
  • ヴォイニッチの書棚_20110310
    67冊目 「宇宙と地球を視る 人工衛星100」  宇宙もののロボットアニメーションの醍醐味の一つは、メカとメカの分離・合体シーンではないでしょうか。この宇宙空間でのメカ同士の分離・合体ですが、分離・合体するメカの両方に機能があり、それらが自動で分離したり合体したりしながら動作するメカがついに、日本の技術で開発されました。もちろん、アニメのようなダイナミックな動きはしませんが、そこへの第一歩を踏み出した事になります。
    9 March 2011, 8:00 pm
  • ヴォイニッチの書棚_20110224
    66冊目 「ミクロな化石、地球を語る」 海の底の地面を何十メートル、何百メートルもの深さまで、細長い円柱状に切り取って取り出した岩石のかたまりを海底コアといいます。海底コアをよく見ると、たくさんの縞模様があることがわかります。この縞模様は、地層の一部分を切り取ったもので、基本的には、海底表面に近い縞模様は、最近作られた地層で、より深い地点から切り取られたコアは、より昔の地層から切り取られた物です。この縞模様の中には、岩石の成分や、生物の化石などが封じ込められていますので、海底コアを研究することによって、地球のどの時代がどのような環境であったのかを知ることができます。
    23 February 2011, 8:00 pm
  • ヴォイニッチの書棚_20101111
    65冊目「酒とつまみの科学」  赤ワインと肉料理、白ワインと魚料理、ビールに枝豆、日本酒に漬け物など、多くの人が飲むお酒の種類によって副食物を選んでいることと思いますが、このことからも、お酒とおつまみの相性は確かにありそうです。江戸時代中期に生きた文人、蜀山人(しょくさんじん)は「酒菜があれば飲むことにしよう」と言い残し、飲む口実を作っては何かしらのアルコールを飲んでいたと言われていますが、一方で、酒を生かすためには、最適の副食物が必要だ、とそのコラボレーションに細心の注意を払ってお酒を楽しむ人もいます。
    10 November 2010, 8:00 pm
  • ヴォイニッチの書棚_20101028
    64冊目「大人の宇宙図鑑」 地球外生命体が発見される可能性が最も高い天体の一つがエウロパです。そこに生物がいれば、宇宙は生命で満ちあふれている可能性が高まりますし、もし生物がいなければ、生命に満ちあふれた地球は宇宙では非常にまれで奇跡的な存在である可能性が高まります。いずれにしても、エウロパでの調査が行われるのはそれほど遠い未来のことではなさそうです。
    27 October 2010, 8:00 pm
  • ヴォイニッチの書棚_20101014
    63冊目「メンデル 遺伝の秘密を探して」 メンデルは19世紀に生きた人ですが、21世紀の科学の世界においても、メンデルの発見は色あせることも覆されることもありません。けれど、メンデルの業績は、彼が生きている間にはさほど注目されることはなく、1884年1月、メンデルは一人の修道院長としてこの世を去りました。
    13 October 2010, 8:00 pm
  • ヴォイニッチの書棚_20100422
    62冊目 「第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界 」  最後は垢になってしまう皮膚。その皮膚と臓器のエリート:脳は生まれが同じなのです。著者の化粧品開発に携わる経験とアトピーに悩まされてきた経験から学者さんとは違う視点で皮膚を見つめ、出会った色々な事実。最後には表皮細胞ケラチノサイト1つ1つがセンサーであるという著者の仮説に頷けるサイエンスエッセイです。
    21 April 2010, 8:00 pm
  • ヴォイニッチの書棚_20100408
    61冊目 「きのこの下には死体が眠る」  アジサイは、酸性の土壌では青色の花が咲き、中性、アルカリ性 の土壌では赤色の花が咲くとされています。そのため、青色のアジサイの集団に、赤いアジサイが咲いているとその下には死体が埋まっている、と言われています。それは、死体が腐敗するとアンモニアを発生し、土壌がアルカリ性になるためです。アジサイの咲く季節になったらみなさん、アジサイの花の色を観察してください。意外とたくさんの死体が埋まっているのではないでしょうか。そして、赤い色が人間の大きさと同じくらいの広さに広がっている場所はありませんか? きっとその下には・・・。
    7 April 2010, 8:00 pm
  • ヴォイニッチの書棚_20100325
    60冊目 「日本の宇宙開発」 日本の宇宙実験棟「きぼう」も完成し、やっと国際宇宙ステーションが本格的に稼働しました。ところが、これまで国際宇宙ステーションと地球を結んで飛行していたスペースシャトルが2010年に引退します。それに代わる、長期にわたり宇宙飛行士が活躍するための、地上からの定期的な物資輸送手段として、日本の無人宇宙貨物船HTVと、それを打ち上げるH-IIBロケットに対する世界の期待が高まっています。
    24 March 2010, 8:00 pm
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